妻の逆襲

夫は常に私より立場が上だった。

何かあれば、「俺は大卒で高卒のお前より学歴が上だ!だから俺より知識が少ないお前の言う事より、俺の方が正しい。」という感じで論破する。

 

それにより私は、夫の言う事ややる事の方が正しいのだろうと、どんどん洗脳されていった。

しかし、下記の出来事により私は目が覚めた。

 

夫は中国を毛嫌いしている。

日本で犯罪を犯した中国人が、テレビニュースにうつった時「また中国人だよ、迷惑だよな。」と言った。

まだまだそんな話しが続きそうだったので、「子供が中国国籍の人ってだけで、その人に悪い印象を持つようになるかもしれないから、そういう発言やめてくれない?」と言ったら、鬼のような形相で「日本で犯罪を犯した外国人で、一番人数が多いのは中国人なんだよ、俺はしっかりしたランキングデータに基づいて言ってるんだ!!お前はそのランキング知ってんのか?どうせ知らないんだろ?」と怒鳴られた。

 

「ふうん、そのランキングの2位の国はどこなの?」

夫は次々5位くらいまで教えてくれた。

 

「確かにそのランキングは知らなかったけど、中国は単に人口が多いから1位になってるだけじゃないの?それに距離的に日本に近いし顔もそっくりで、アメリカで犯罪するより捕まるリスクも経費も少なくなりそうだしね。アメリカのランキングでも中国人が1位なのかなぁ?多分違うんじゃない?そういう色々な条件を加味しても、やっぱり中国人が一番悪徳人種だっていうデータをあなたは持っているの?」

「だからぁ、中国人は歴史的にみても昔から〜中略〜お前それ知ってんのか!!

「ウルサイ!!何億人もいる中国人を全員一緒くたにして蔑むな!!そんな事していいと大学で習ったの?」

つづく…。

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