理想の未来と違うと…

我が子が学校から帰宅途中に、かすり傷程度の怪我をして帰ってきた事がある。

玄関で「お母さ〜ん、帰る途中に怪我して血出た〜」と子供が言った途端

「何やってるんだよ!」と在宅勤務中の夫がリビングで怒鳴った。

えっ(@_@;)?普通はとりあえず怪我の程度を確認するよね?

 

夫は何故怒鳴ったのか?それは自身が決定した完璧な未来と違ったから。

つまり、夫(親)が我が子の目の前に敷いた完璧なレールから、我が子が脱線したからということなのだろう。

 

過干渉な両親に、未来へ続くレールを敷かれ続け、その上を走り続けた夫は、我が子の目の前にも完璧なレールを敷く。

子供の世界は狭い。その育て方が世界標準だと勘違いしてしまったまま、親になってしまったのかもしれない…。

 

おそらく夫は怪我して帰ると、理由も聞かれず「何やってるんだよ!」とイキナリ怒鳴られたのだろう。

私にとってそれは「超異常」なのだが、夫にとってはそれが「通常」だったから、当たり前のようにイキナリ怒鳴ったと推測される。

 

怪我して痛いのに、更に怒鳴られた子供。

その気持ちを知ってるはずなのに、他のやり方を知らないから同じ事をしてしまう。

「虐待」は世代間連鎖しやすいらしいが、「子育て」もどうやら世代間連鎖しやすいようだ…(ToT)

 

「何でイキナリ怒鳴るの?٩(๑`^´๑)۶とりあえず怪我の程度の確認でしょ?あぁ、これは痛かったね(ノ∀`)アチャー、しばらく痛いだろうけど清潔にしておけば多分大丈夫!!どこで何して怪我したの?」

「そっか、これからは気をつけようね(^_-)-☆」

私は小さかった頃の夫にも聞こえるよう、大きな声でそう言った。

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