ワンオペ育児をしていた頃、風邪をひいてしまった事がある。
当時の夫は、激務で休日出勤が常態化、職場から終電で帰宅し朝方までゲーム、休日は昼前まで寝て、私が作った朝食兼昼食や夕食を食べ、夜中までずっとゲームをしている(たまにパチンコ)という生活をしていた。
「お昼食べた後の食器くらい洗ってよ」
「俺は毎日仕事で疲れていて、今日は久々の休みなんだよ、ゆっくり休ませろ。それにそれはお前の仕事だ。何で俺がお前の仕事しなきゃいけないんだよ!じゃあお前が俺の仕事代わりに出来るのか?俺と同じ額稼いできたらそんなのいつでもやってやるよ、そっちの方がずっと楽だから今すぐ代わりたいくらいだ」
「私、風邪ひいて具合悪いんだけど…」
「風邪をひいたお前が悪い、今からゲームするんだよ、うるさい!」
遠い記憶をたどると確かに「俺は稼いでるから、家事はお前の仕事でいいよな?」と言われていた。
その時「そうだね~(サポート役頑張るよ)」と言ってしまった私。
↓でも書いたが、モラハラ夫はロボットなので、プログラミングされていない事はしないし、出来ない。
しかしこの時の私は、まだ夫を人間だと思っていた。
生まれて初めて聞いた「風邪をひいたお前が悪い」という言葉に、どう反応すれば良いのか分からなかった。
今思えばその時に、稼いでいないという負い目を植え付けられてしまい、私が具合の悪い時でも、金を稼いでもらっている大事な夫に私の仕事をやらせてはいけないと、錯覚してしまったのだ。馬鹿だ。
あの時に戻り、「そうだね~、でも体調が悪い時は休暇を頂きます。あなたも体調が悪い時は仕事を休んでいますよね?でも、私の仕事はあなたにとっては楽なのだから、優秀なあなたなら、きっと自身の仕事と私の楽な仕事の両立が簡単にできるのではないでしょうか?一応言っておきますが、子供の保護監督責任は父親にもしっかりあります。私の休暇中は責任を持って育児をして下さいね」と言ってやりたい。
お子様がいない世のモラハラ夫様には、↓のブログの「例2」を是非読んで頂きたいと思っています。